南軽出版局の制作物
南軽(なんかる)出版局では、軽便鉄道の魅力を伝え継承するため、埋もれている画像や資料を発掘し広く知らしめる活動を行っています。ここは過去に制作したもの一覧です。入手方法・取り扱い書店などは、上のメニュー「お問い合わせ」をご覧ください。
軽便鉄道模型祭講演録「軽便讃歌10」
好評発売中!
2020年の軽便鉄道模型祭は2年連続のWEB開催となりましたが、2019年のプレイベント講演録「軽便讃歌10」は20年に完成、書店等で販売中です。
三宅俊彦さん『私と軽便鉄道』、阿部敏幸さん『城新鉄道~エコーモデルへ』の2つの講演録に加え、軽便祭
記念エッチング板カタログ(13種17点の完成見本写真でご紹介)、
第1回以来の軽便祭全ポスターの紹介など。オールカラー64ページ、過去最大のボリュームです。
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軽便鉄道模型祭講演録「軽便讃歌IX」
2018年の「第14回 軽便鉄道模型祭」プレイベント講演録。
「北上川ほとりのスイッチバック駅」(和田英昭)と「仙北鉄道 軽便貨物の活気 ─ 昭和39年& 41年の訪問から─ 」(風間克美)
2つの記事で仙北鉄道の特色と魅力を語ります。
「日本最後の蒸機軌道客土」は、北海道知内(しりうち)村の客土工事で蒸気機関車が使われた最後の年=1963年に訪れた貴重な記録。
そのほか翌30日の軽便鉄道模型祭会場に展示された、「百均」で入手した素材による森林鉄道レイアウト(畑中博・作)も紹介しています。
A4判 40ページ 中折綴じ。
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写真集 「軽便鉄道 雪景色」
好評発売中!
自然の猛威と戦ってきた雪国の軽便鉄道たち。そこには穏やかな季節の長閑な姿とは違う、もう一つの顔を見ることができました。
半世紀前、軽便鉄道の終焉に近い時代に出会った美しくも厳しい情景を厳選し、雪国の自然と風物、積雪期の軽便鉄道についての解説を添え、
これまでにない写真集となっています。
全80ページすべて雪景色、あの鉄道にこんな瞬間があったのか。ラッセル、ロータリーの活躍、猛吹雪の中で運行を確保する人々の姿。
往時を知らない世代にはもちろん、軽便鉄道の終焉に接した方々にも是非ご覧いただきたいシーンを集めました。
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「基隆&瑞三炭鉱鉄道」 増補改訂新版
品切れとなっていた「基隆炭鉱鉄道1966」再版にあたり増ページリニューアル。基隆煤鉱と同じく台湾北部にあった瑞三鉱業では
508mmゲージの蒸気機関車が使われていましたが、写真は過去にほとんど公表されていません。
今回その魅力を凝縮した28ページ(折込付き)を追加しました。入換え用に1067mmに改造された謎の機関車の写真や解説も本邦初公開。
基隆の80ページにも何ヵ所か手を入れ、写真の色合いは以前よりも向上しています。さらに、写真集に触発されてつくられた模型について6ページにわたり紹介。既に「基隆炭鉱鉄道」をお持ちの方にも、お勧めしたい一冊となっています。
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「助六 木曽森林鉄道鯎川線」
森林鉄道もあと数年の命という時期、木曽谷最後の作業軌道が助六(すけろく)に建設されました。大Ωループが斜面を這い、木橋がそびえ立ち、そこをヒノキの原木を積んだ列車が下る姿を見ることができたのです。
本書では軌道撤去までの3年間に記録された驚くべき光景の中から、最も素晴らしい写真を選りすぐり、作業線と鯎川(うぐいがわ)の魅力を余すところなく描きます。
5t機関車や運材台車の構造も詳しく解説。
これを読まずして鯎川線は語れない、という決定版です。本文144ページ+付録折りたたみグラフ。
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阿里山森林鉄道 1966-1968
ループやスイッチバックを駆使し2200mもの標高差を登っていく阿里山森林鉄道。
素掘りのトンネルや高いティンバートレッスル。稜線を越え集材地に向かう2フィート6インチの線路。巨大な丸太を積んだスケルトンカーを牽いて雲海の上を行く列車。
そこには数々の素晴らしい情景が待ち受けていました。
本文144ページに特別付録大パノラマつき。2500枚を超す
けむりプロの写真から厳選された170点と、地形イラストなどで当時の阿里山の魅力に迫ります。
シェイ式機関車は写真多数掲載、歴史と種類、機構などを詳述。建設の歴史に関しても新たに発掘した資料で解説。
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北のOld American
1960年代前半に道内の私鉄や専用線に残っていた8100や9200、雄別の9046などの美しい写真を豊富に掲載。とりわけ上芦別の9200については、けむりプロの撮影した膨大なストックから新たに選んだ多数の未発表写真を用い、「上芦別物語」を遙かに上回るボリュームで、その実像と魅力に迫ります。
その他、北海道の鉄道史と、そこで活躍したBaldwin、Porter、Rogers、Schenectady、Brooks、Pittsburghなど米国製の機関車を貴重な写真や配置表などを用いて解説。折込ページには9200と雄別9046の美しいイラスト、
サイドビューを掲載。158ページ。
貝島炭礦鉄道 1961-1964
筑豊炭田にあった貝島炭礦専用鉄道。「鉄道讃歌」では僅か12点の写真しか掲載されていませんでしたが、改めてその全体像を詳らかにするため、けむりプロ撮影の千数百点から選び直した写真とともに、地図や図面などの資料を多数掲載。
周辺に存在した金丸の専用線や鞍手軌道などのナローも取り上げています。採砂場で使われていた蒸気ショベルについても、構造、発達史と日本での使用例などを詳細解説。
蒸気動力導入の先駆者であった貝島というユニークな存在に迫ります。104 ページ、大きなサイズの折込特別付録付き。
Estrada de Ferro Perus-Pirapora 1971
1980年代まで蒸気機関車による石灰輸送を行っていたブラジルのペルス-ピラポラ鉄道(EFPP)の全体像を紹介する世界で初の写真集。
1970年代に現地を訪問した「けむりプロ」の写真千数百点から選び抜いたフォトストーリーに加え、ボールドウィンのデータを使用した機関車についての考察、ブラジルから提供された写真による歴史紹介など、資料的にも充実。現地で進む保存活動と、「ダックス」シリーズ誕生の経緯などもとりあげています。
詳しい内容紹介は、こちら。EFPPをめぐるエピソード等はこちらをご覧ください。
Darjeeling & Matheran 1969
写真集「ダージリン・ヒマラヤン鉄道&マテラン登山鉄道」は、1969年に「けむりプロ」メンバーが撮影した写真約1500のうち150点と、新たに描きおろした地図、イラスト、図面などで構成されています。
ダージリン鉄道については既に海外で多数の書物が出ていますが、60年代の美しい活気ある姿を、これだけ贅沢に収めた写真集は他にありません。
蒸気時代のマテラン登山鉄道の大俯瞰や、ダッジのバスを改造したレールカーの写真も収録されています。
本文98ページ。折込写真付き。
再版に際して写真の魅力がより味わえるよう、トーンを再調整しました。
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過去の制作物リスト
2017年の「第13回 軽便鉄道模型祭」プレイベント「軽便讃歌Ⅷ」での講演を収録。
「追憶の煙~海外へナロー蒸機を追った日々~ 台湾/韓国/インドネシア」(蔵重信隆さん)は羅東森林鉄道と韓国の水仁線、インドネシアの多数のナロー蒸機を紹介。
北市正弘さんの「木曽森林鉄道支線の最後を訪ねて」は計20回も木曽の探索を続けた体験と、それを生かしたレイアウト制作の物語。44ページ。
2016年10月に開催された「第12回 軽便鉄道模型祭」プレイベントの講演録。伝説のモデラー和久田恵一さんによる「私の軽便モデルライフ」。 コロラドやルーマニアの蒸気機関車の美しい写真を多数紹介する「欧米のナロー鉄道に魅せられて」(青柳明さん)。そのほか「森林鉄道雑記帖」では森林鉄道の未公開写真を紹介。50ページ、オールカラー印刷。
2015年「第11回 軽便鉄道模型祭」プレイベントの講演録。倉地光男さん「南国の砂糖きび列車を追って」。湯口徹さん「簡易軌道見聞録」。今井啓輔さん「殖民軌道から簡易軌道まで」。1963-64年に撮影された簡易軌道の珍しい写真も収録。 畑中博さん作成の簡易軌道モジュールレイアウト<阿寒辺牛線>。38ページ、定価1000 円(税別)。
「軽便讃歌V」は、2014年の軽便鉄道模型祭プレイベントでの梅村正明さん講演「台湾ナロー紀行1966」、下島啓亨さん撮影の8mm「軽便鉄道16社巡り」。DVDには1960年代の貴重な軽便鉄道の動画と、2012年プレイベントで話題を呼んだ「軽便落語」を収録。
2013年の軽便鉄道模型祭での講演3編。竹中泰彦さん撮影の画像多数による「“くさかる”の魅力」(解説=竹中さん・小林隆則さん)、「BLW時代の木曽森林鉄道」(解説=竹中さん・西裕之さん)、『鉄道ファン』名誉編集長の宮田さんが解説する<宮田寛之の機関車写真「紙芝居」>を収録。定価800円(税別)
詳しい紹介はこちら。
2012年軽便鉄道模型祭プレイベントで行われた4講演「ぼくの好きな軽便鉄道」(高井薫平さん)、「単端式レールバスものがたり」(湯口徹さん)、「失われた地平線を求めて 東南アジアとヨーロッパの軽便蒸機」(西村光さん)、「自作の模型を持ってダージリンを見に行った話」(畑中博さん)を収録。
2011年軽便鉄道模型祭プレイベントで行われた講演「知られざる森林鉄道と簡易軌道」(今井啓輔さん)、「私の見た頸城鉄道など 1965年ごろ」(梅村正明さん)を収録。
南部軽便鉄道の車両、ストラクチャー、沿線風景などを紹介する冊子。とくにBaldwin、Porter、Koppelの写真やイラストなど車両編が充実。2011年10月発行。
<わら半紙>に「鉄道讃歌」冒頭に掲載された8100と9200の牽く列車のシルエット・やかんマークなどをあしらった便箋。
2010年の軽便鉄道模型祭プレイベント「けむりプロの世界」での講演「KEMURI PRO.の頃」(下島啓亨)と「倉持尚弘さんのこと」(松本典久)を収録。
「けむりプロ」のロゴマークと同じ形の薬缶をOスケールで製品化。ロストワックス製。