2019年新刊 軽便鉄道 雪景色

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『軽便鉄道 雪景色』

A4変形判 本文80ページ
定価 2000円(税別)

軽便鉄道は、しばしば「長閑な」「のんびりとした」という形容をされます。確かにそれは軽便の魅力の大きな要素ではあるのですが、いつでもそうだというわけではありません。
 サイズが小さい故に輸送力も少なく、資金力がなく機械化も進んでいない軽便では、総力を挙げて雪に立ち向かっていました。一日に何本も除雪列車を走らせ、職員総出で雪かきをし 「地域の足」を確保しようと努めるのですが、それでも通常のダイヤは維持できず、ときには運休に追い込まれます。
 本書は、半世紀前のそうした姿に触れることができるよう厳選した写真で構成されています。登場するのは小坂鉄道、花巻電鉄、沼尻鉄道、草軽電鉄、頸城鉄道、尾小屋鉄道。 120点の写真の9割は、過去に紙媒体で公表されたことのない貴重なシーンです。
 その土地の気候風土や、人々の暮らしと鉄道の関わりが見えてくるような写真に、雪国の風物の解説を添えました。
 

写真集「軽便鉄道 雪景色」
ホームから線路を歩いて改札口へ。女性たちは越後名物「角巻」をまとっている

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