ペルス-ピラポラ鉄道 1971
ブラジルのサンパウロ近郊にあった「ペルス-ピラポラ鉄道」の全体像が分かる世界で唯一の本。入手方法・取り扱い書店などは、上のメニュー「お問い合わせ」をご覧ください。
「Estrada de Ferro Perus-Pirapora ペルス-ピラポラ鉄道 1971」
A4変形判 本文114ページ(折り込み写真付き)
定価 2500円(税別)
発売日 2014年9月28日
Steam on 2ft. Lines シリーズ3冊目はブラジルの600mmゲージ、ペルス-ピラポラ鉄道(EFPP)。
100年前の1914年8月、石灰の輸送と聖地ピラポラへの参拝客輸送を目的として、サンパウロの北西にあるペルスの街から20数kmのナローゲージ鉄道が開業しました。4両の米国ボールドウィン製機関車で営業を始めたEFPPは、後に大石灰岩層が発見され、ペルスにブラジルで最初の近代的なセメント工場が建設されたことで、セメント原料の輸送のため多くの蒸気機関車を擁することになり、1980年代初頭まで長大な鉱石輸送列車を蒸機が牽いていたのです。
バスの窓からの「発見」、そして機関庫や採石場の探索、密林や湿地帯を抜け細い線路を走るボールドウィンやポーター、アルコ。1970年代に奇跡的に残っていたEFPPの姿を、当時4回の訪問をした「けむりプロ」 の美しい写真で紹介します。