助六 木曽森林鉄道鯎川線
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これが空の運材台車を牽いて作業線の「ダブルΩ」を登っていく列車の様子です。作業線は道床をつくる土木工事をせず、斜面に丸太で 組んだ「桟道」を築き、その上に枕木とレールを乗せてつくられています。普通の鉄道の常識からすると信じられないほど簡素な構造ですが、 そこを原木を満載した列車が体をくねらせるように抜けていく姿は、まさに森林鉄道の最前線の雰囲気を如実に伝えてくれるものでした。 本書では、作業線の走行写真の中から最も素晴らしいシーンを選び抜いて掲載しています。また、周囲の山から見下ろした作業線の風景や、空から撮影された線形の分かる写真も含め、未公表写真多数を収録。 これまで助六の記録をご覧になったことのある方も、改めて「このような景観だったのか」と驚き魅入られることと思います。