線路の楽しさ

      

ダージリン鉄道 1969年 バタシア ループを下る

前回はグームの側からの遠景を紹介しましたが、今回はループの上から見下ろした様子です。 グームから下ってきた列車は写真左下で鉄橋を渡ってループ線に入り、美しいカーブを描いて一周し鉄橋の下をくぐります。さらに崖の下を道路に沿って半周し、 右端に出てきますが、この位置からだと右の崖下の線路はごく一部しか見えません。(見えていない部分の線形は画像にマウスカーソルを乗せると表示されます。) 画面の右で道路と線路は大きく右手に曲がりダージリンへと向かいます。 この間ずっと下り勾配なので、ここでは機関車が前向きで煙を吐いて進む姿を撮影することはできません。

画像にマウスカーソルを乗せると線形の説明が出ます 1969年 撮影=杉行夫

下の写真で、グームからの列車が1周半のループを回る様子を、じっくりご覧ください。

上の3枚はループ上段、下2枚は下段を行く列車 いずれも1969年 撮影=柳一世

なお、このループの最近の様子はサイト「夢遊生活の日々」 2007年の訪問記 2015年の訪問記 で見ることができます。現在はループの内側が庭園になっており、グルカ兵(英国軍として戦ったネパール系兵士)の戦死者慰霊碑が立っていますが、 もっとも有名な撮影地であることには変わりがありません。 ループの位置やその前後の線形、地形などに関心のある方は、『ダージリン・ヒマラヤン鉄道&マテラン登山鉄道』掲載の 地図をご覧ください。

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