線路の楽しさ

     

田圃の中を直角に曲がる軌道

 「ひろびろたんぼ」を行く「でこぼこ編成」と工事用軌道の写真は以前にご紹介しましたが、今回はその続編。このときに撮影された他の画像からの新たな発見です。光線を引いていたり、カビにやられていたりして、画質は良くありませんが、すごくおもしろい光景です。

  越後交通栃尾線のどこか 1962年夏 撮影=柳一世

 

 田圃の中を直角に曲がっている短い列車。最後尾のトロッコには、菅笠を被って何か手に持った人が立っています。この人が、ちょうど道路の上に来ているところ、列車の曲がり具合といい、背後の線路と田園風景といい、実に愉快なシーンですね。撮影者本人は何も覚えていないようですが、おそらくこの曲がり具合の楽しさにビビビッと来て、シャッターを切ったのでしょう。

 さて、この画像のおかげで、丘を崩して土を運んでいる軌道は、田圃のなかをしばらく進んだ後、用水路?の手前で直角に曲がり、舗装されていない農道を横切り、栃尾線の線路の方に向かって真っ直ぐに続いていることがわかりました。
  上の写真で、列車が曲がっている部分が、さらに別のカットに写っていたので、それを拡大すると右下のようなカーブが見えています。いったいRがいくつ位なのか気になるところですが、この線路がどこへ続いているのかということも知りたくなります。

 実は、右の写真のネガにはこういうものが写っているのです。

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