過去に紹介した資料サイト

「注目のサイト・動画・資料」で、ご紹介したweb上ですぐ見ることのできる価値ある資料。海外のもの(日本語以外)も取り上げています。簡単な説明はつけますが全文の翻訳はしていない点、ご容赦を。

営林署の写真帖2点

北海道森林管理局の森林鉄道資料館で、幾春別森林鉄道と温根湯森林鉄道の写真が多数公開されています。幾春別のものは、昭和31年に発行された岩見沢営林署の「幾春別森林鉄道写真帖」から。コッペルの27号が走っているところや作業線の様子など貴重なシーンばかり。写真に付けられた文章も素晴らしく感動的です。温根湯の方は、留辺蕊営林署の「写真でつづる40年史」(昭和57年発行)掲載の写真。この本も留辺蕊署の関係者だけに配布されたのか、一般には存在が知られていませんでした。ボールドウィンや協三のB-Bディーゼルなど車両の写真は、他の資料で公開されたものがありますが、貯木場での巻き立てや保守作業などの記録はたいへん貴重です。
なお、資料館トップページの下にあるリンクから入った場合と、右にある「カテゴリー一覧」のリンクから入った場合とで、見られる画像の種類や文章の有無など若干の違いがあります。

占領下日本の地図


すでにあちこちで引用されていますが、米テキサス大学のサイトで、米軍施政下でつくられた日本の詳細な地図が公開されています。解説や地図の表記は英語ですが、25万分の1地図リストのページで、ローマ字表記された地名を見れば、目的の地図を探すのは容易です。
この地図の価値あるところは、戦後に国土地理院が全国の地図を作成・発売し始める前の時期の、鉄道や道路、市街地などのようすが分かるということです。戦前戦中に一般に販売された地図(軍が検閲したもの)では、軍事機密に関する情報が故意に修正・抹消されていることがあるため、正確な位置情報が手に入らないことが多いのですが、これは米軍施設についてはともかく、日本側の情報に関しては手を加えている形跡がないので、たいへん貴重です。
鉄道については、森林鉄道・殖民軌道が網羅され、そのうえゲージ表記がされています。さらに、都市部については1万分の1から2万分の1縮尺の図があり、これもリストのページからローマ字表記を頼りに探すことができます。こちらはヤードや埠頭などの配線も分かるので、これまた、いろいろ探索する価値があります。

草軽の貴重写真など


軽井沢町図書館デジタルアーカイブで、古い映像資料の公開が進められています。「写真を探す」のページで、40数点の貴重な写真が見られるようになっていますが、草津軽便鉄道のものが7点あります。草軽の蒸気時代は大正年間までなので、写真資料が非常に少ないのですが、この7点のうち多くは過去にまったく公表されたことのない画像のようです。
また、「森林鉄道」という題の付いた写真が1点ありますが、これは沓掛(中軽井沢)から小瀬温泉付近まで延びていた軌道のものと思われます。これも、古い国土地理院の地図に「林用手押し軌道」として記載されているのみで、詳細が不明でした。写真が公表されたのは初めてではないでしょうか。

「映像を探す」には草軽電鉄の動画が2つあります。草津テレビ制作で、短い方が長い方(四千尺高原の遊覧電車)のダイジェスト版。動画の部分は、末期に撮影された桑原氏の8ミリのようです。
さらに、この動画資料の中にある「氷の切り出し」(大正期撮影の無声映画)の4分20秒以降には、氷を積んだトロッコを馬で牽いているシーン、国鉄の貨車にに積み換えているシーンが出てきます。使っているのが草軽か林用軌道のほうか、積み換えている場所が軽井沢か中軽井沢かは不明ですが、これまた、とんでもなく貴重な映像資料です。

フィジー島のナロー


太平洋の島フィジーには、英国の植民地時代にサトウキビ運搬のため相当に規模の大きい鉄道が敷かれ、その中には独立後現在に至るまで使われているものがあります。それらの古い写真を見ることができるのが、この砂糖会社のホームページ。中央の画像左下にある image gallery という小さな画像をクリックすると、蒸気機関車が活躍していた時代からディーゼル時代まで、総計120点以上の写真が表示されます。
登場する蒸気機関車は、ファウラー、ハズウェル・クラーク、バークリーなど英国のいわゆる「産業用」が多く、これらの機関車メーカーのものは日本にほとんど入ってきていないため、あまり馴染みがないかもしれません。しかし、機構面でも形態的にも興味深いものが多数紹介されており、なかなか秀逸なデザインのものも含まれています。
動力車以外にも様々な貨車やストラクチャーなどが豊富に収録されており、ナローファンなら必ず「おおっ!」と思うものに出会えるのではないでしょうか。

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