stay home week special 9

「注目のサイト・動画・資料」特別版として、YouTubeにあるおもしろい動画をご紹介。ひまつぶしにご覧ください。期間限定ページ、 続編も予定

太平山(羅東)森林鉄道の貴重な動画

台湾の森林鉄道では、現在も観光列車が動いている阿里山が有名ですが、北東部宜蘭県にある大平山にも、日本統治時代に建設された羅東森林鉄道がありました。
 左上は平地部の路線や製材所などを記録した戦前のフィルム(4分20秒)。下は1958年に大平山の山地軌道を撮影したもの(5分)で 内燃機関車の活躍する上部の軌道と索道の連続する様子がよくわかります。当時は関係者以外の入山ができなかったため非常に貴重な記録。動画をご覧になるには画面中央のボタンをクリックしてください
 この頃に太平山でロケをした「翠嶺長春」という映画があるようで、索道が効果的に使われている短いシーン(約2分)がありました。 これは全編を見てみたい。
 左下と同じ時期に英国人が記録した1958年の山地軌道(約6分 音声なし)では、大木の伐採、蒸気集材機の使用されている様子などを 見ることができ、これもたいへん貴重なものと言えます。最後の方に、索道下の平地部で長い橋を渡る蒸気機関車牽引の運材列車も出てきます。

 羅東森林鉄道については、「鉄道ファン」No68(1967年2月号)「台湾の汽車7」と小熊米雄さんの解説、「SL」No10の蔵重信隆さんのレポートと 小熊さんの解説、「軽便讃歌VIII」の蔵重さん講演録などが過去に出版されていますが、いずれも版元に在庫がなく店頭在庫か古書をお探しください。

嵐山・木瓜山・林田山の画像資料


東海岸の花蓮から南の急峻な山岳地帯に いくつか森林鉄道がつくられていました。北から順に太昌山(事業所の名は嵐山)、木瓜山(哈崙=ハロン)、林田山に 索道を介して海抜2000m以上まで登り詰める大規模な路線があり、林田山以外の2か所は戦後になって完成したものです。これらは長期にわたって一般の旅行者の訪問が許されておらず 1987年の戒厳令解除の前後に廃止されたため、映像記録は僅かしか残されていません。
 1984年にテレビ番組のため撮影された嵐山(15分) ハロン(22分)、同じく ハロン奥地(5号索道上の最深部と思われる 14分)のカラー動画。少々見づらい箇所もありますが、現在YouTubeで見ることができる東海岸の林業や自然探訪の映像に出てくる古い動画は、ほとんど これらを加工し使いまわしているものなので、この3つを見ておけば他はスルーしてもOK(笑)。
 嵐山とハロン現役時の素晴らしい訪問記は、酒井助六さんのサイト このページ を。 より詳しい写真記録は PHOTO GALLERY 下のほうにある「悶絶の台湾森林鉄道」をご覧ください。

参考になるサイト、入手可能な本、DVD


台湾東部の森林鉄道についておおまかに知るには、南軽出版局「阿里山森林鉄道」135~139pが手頃です。 近年台湾では嵐山、ハロン、林田山などの本が何冊も出版されていますが、酒井助六さんのサイト で 本「悠々嵐山」の画像をクリックすると、書籍紹介ページがあり、一部はここから購入も可能です。 「1922無盡藏的大發現:哈崙百年林業史」と「森林、部落、人」にはDVDディスクが付いており、再生時に日本語解説も選択できるのでお勧め。
 本の紹介と直接購入する方法は りんてつ倶楽部「トピックス」 にも ありますので、ご参照ください。

出版社:浮崙小築文化事業

また、太平山については、現場で主任を務めていた林清池さんによる詳細な「太平山開発史」(左)があり、豊富な画像や資料が掲載されています。 現物は確認していませんが日本語版もあるようです。(ISBN 9789579910521)

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