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特別そのた
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ジョン・アレン G&D鉄道の動画
ジョン・アレンのG&D(ゴーリー&ディフィーテッド)鉄道といえば、北米の鉄道に関心があるか否かに拘わらず
ある世代から上にとっては非常に大きな影響を受けたレイアウトであろうと思います。1960年代の「鉄道模型趣味」誌に
ときおり掲載されたカラー写真を通じて伝わってきた、そのスケールの大きさ、立体的で視覚的な効果を考えたデザイン、細部の作りこみ、色彩感覚、
そしてライティングなどの撮影技法は
圧倒的に他の追随を許さないレベルのものでした。
このレイアウトは、残念なことに1973年に彼が他界した直後に火災で焼失してしまいました。
その生きている姿を容易に味わえるものは SundayRiver Production
から出た動画DVDしかないようです。
DVDの宣伝動画がYouTubeにありました。ご覧になるには右の画面中央のボタンをクリックしてください。サウンドあり。
レイアウトをつくり始めた1946年には1.1m×2mしかなかったものが20年後には110㎡になったと言われています。"Gorre & Daphetid"という変わった名は
ご本人は"Gory & Defeated"と発音していたそうです。「血みどろで打ち負かされた」という意味ですが、
自分のレイアウトにそんな名をつけるというのは、相当にひねくれた(笑)ユーモアの持ち主だったのでしょう。
G&D鉄道のデータベース
ジョン・アレンの偉業を振り返り、記録を残そうとしている人やグループもおり、このページに
web上の様々な情報へのリンクがあります。
このレイアウトについては、1940年代から最近まで、本人の書いたものだけでなく多くの人によるレポートがあります。それら鉄道雑誌の記事を
見ることができるのがこれ。異なる出版社のものを網羅しようとする意気込みがすごい。
"Track Plans"をクリックすると、初代から亡くなる直前までの
線路配置の変遷をみることもできます。これが楽しい。
貴重な資料の散逸を防ぎ、後世に伝えようとするファンによるデータベース。I&Wや小川一真を初め偉大な先達へのトリビュート。本邦でもそういう試みがあってもよいのでは?
本やDVD
没後に出版された本(右下)は絶版のようですが、過去にかなりの数が流通しているので 容易に中古品を入手できると思います。 なお、本もDVDも元の価格は40ドル以下ですが、アマゾン等では高値がついており、関心のある方は 模型店や古書店で安いものを見つけたら、すぐ購入されるのをお勧めします。