ストラクチャーの魅力
松の大木のある駅2
この写真を見て、どの鉄道のどこの駅であるかすぐに分かる人は、あまり多くないのではないかと思います。
下津井電鉄の天城(あまき)駅。宇野線との接続駅茶屋町から2kmの1つ目の駅でしたが、茶屋町とはまったく違う田舎駅の雰囲気に溢れています。 上の写真でホームのはずれに高く伸びた松の木が見えますが、左端に写っているのもホーム上の松の木で、これもたいへん立派な大木です。 反対側から見たのが下の写真で、待合室の上に伸びている様子が良く分かります。
実はこの駅はユニークな特徴ある駅舎を持っていました。撮影者はそれが気に入って下車したようで駅舎も撮影しているのですが、今回はスペースがないので別の機会に紹介する予定です。
この趣きのある駅も、1972年3月に茶屋町~児島間が廃止され、松の木も駅舎も消え去ってしまいました。
残念なことに、児島以南の駅に比べて、あまり記録が残されていないようです。