今月の写真

「今月の写真」では、南軽出版局関係者が撮影した、軽便の魅力に溢れるシーンを公開します。ここで掲載したものは、翌月には再分類して「軽便の魅力」ページの画像倉庫にしまっていきます。 当面は隔週の更新で、新刊の書籍の見どころや、軽便鉄道の魅力を掘り下げるシリーズを続ける予定です。

台湾で森林鉄道の特別展が開催中です

右のリーフレットは、台湾の国立博物館 鉄道部パークで、昨年11月から約1年間にわたり開催されている 特別展『臺灣林業鐵道』の入場者に配られるものです。 今回は、私たち南軽出版局も協力をしている、この展示についてご紹介しましょう。

鉄道部パークの特別展会場に入ったところ 写真はすべて Carrie Kuo 提供

この鉄道部パークは2020年に開設されたもので、30年前までは台湾鉄道総局の入っていた建物。元は日本統治時代の大正7年、台湾総督府交通局 鉄道部の庁舎として作られたもので、台北工場の敷地と隣接しており、さらに歴史をさかのぼると、 清朝時代に機械局の施設があったところです。
 常設展示のほか特別展のためのスペースがあり、今回は3つの部屋で 「我門的山林(私たちの山と森)」「林業鉄道大捜秘(林業鉄道の秘密を探索する)」「森林裡的移動風景(森林内の移動風景)」 というテーマ別の展示が行われています。

上)1つ目の展示室の入り口
右)そのまま奥に進むと、壁面に巨大なパネル。

最初の部屋の入り口から中をのぞいたのが左の写真。奥に巨大なパネルがあるのが見えますね。近づいてみましょう。

横幅が3mもある大パネルになっているのは、57年前に けむりプロが撮影し『鉄道讃歌』130ページ、『阿里山森林鉄道1966-1988』24-25ページに 掲載されている写真。昨年春に台湾側からオファーがあった際には、「そんなに大きくするの?!」と驚きましたが、見事な出来栄えです。 写真右の部分には、台湾の森林資源についての説明が記され、その上部には動画を見せるためのモニターが置かれているようです。

 この部屋では、ヒノキなどの森林資源が膨大にあったこと、日本の統治下で阿里山、八仙山、太平山、林田山、木瓜山(ハロン)、太魯閣(嵐山)といった林場が拓かれ、 山地の先住民の生活が一変したこと、各林場の重要な出来事の年表などが展示されています。
 そして、もう1枚、けむりプロの写真が巨大なパネルになっています。 右の、神木の下でシェイの牽く列車が離合する姿。(南軽出版局の『阿里山森林鉄道1966-1969』で26-27ページに掲載されているもの)

 2番目の部屋から先は、回を改めて紹介することにしましょう。 なお、特別展『臺灣林業鉄道』は、今年10月15日まで開催予定です。

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