今月の写真

「今月の写真」では、南軽出版局関係者が撮影した、軽便の魅力に溢れるシーンを公開します。ここで掲載したものは、翌月には再分類して「軽便の魅力」ページの画像倉庫にしまっていきます。 当面は隔週の更新で、新刊の書籍の見どころや、軽便鉄道の魅力を掘り下げるシリーズを続ける予定です。

ダージリン鉄道 最高地点にあるグーム駅

カルシャンを出ると線路は主尾根の西側をひたすら登り続けます。ツーン、ソナダ2つの駅を経て25㎞。うねうねと曲がりながら登攀を続ける様子をとらえた 最も素晴らしい写真は、『ダージリン・ヒマラヤン鉄道&マテラン登山鉄道』38-39ページをご覧ください。
 最高地点2257mにあるのがグーム駅。鞍部上で周囲が開けており、ゆったりした構内には大きな駅舎、貨物側線と倉庫、車庫が並び、たいへん存在感のある駅でした。 最後の急勾配を登って列車が駅に入るところが、下の写真。

登ってきた列車は道路を渡り分岐を右(写真左手)に入る。3枚とも1969年 撮影=杉行夫

線路と並走してきた道路は駅の手前で左右に分かれます。線路はその右側(写真では左)の道路を乗り越し、急カーブのポイントで左右に枝分かれして 駅舎の両側に続いています。ダージリンへ向かう道路を挟んで、駅舎の反対側には長い車庫があり、上写真の左端に車止めが見えていますが、訪問時には ここに車両が置いてある様子は目にしませんでした。

上)カーブした長いホームの先端で乗客が待つ。 下)ダージリン行き列車が出発

右の写真を見ると、駅舎とホームのある部分も、まだ緩い上り勾配。 乗客の待っているホーム先端あたりでようやく水平になっているようです。ダージリン行きの列車はこちら側、カルシャンへ下る列車は 反対側に停まります。イギリス人が建設したのに右側通行になっているのは、どういう理由があるのでしょうか?  もしかすると駅の手前の分岐の先にあるカーブがきつく、勾配を上りながら左側に入るのが難しいのかもしれません。
 右下が、ダージリン行きの列車が出発するところです。写真右手の広いスペースには、ホームに沿って3本の線路がカルシャン方に続いており、 その右に留置線と貨物倉庫の側線、小さな機関庫があります。それらグーム駅の細部は次回にご紹介する予定です。1969年当時の線路配置と 高い位置から見渡した駅の全景は 『ダージリン・ヒマラヤン鉄道&マテラン登山鉄道』36-37ページをご覧ください。
 また、最近の様子はサイト「夢遊生活の日々」2007年の訪問記 グーム駅へ到着や、 グームの駅は観光スポット をご覧ください。

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