今月の写真

「今月の写真」では、南軽出版局関係者が撮影した、軽便の魅力に溢れるシーンを公開します。ここで掲載したものは、翌月には再分類して「軽便の魅力」ページの画像倉庫にしまっていきます。 当面は隔週の更新で、新刊の書籍の見どころや、軽便鉄道の魅力を掘り下げるシリーズを続ける予定です。

ダージリン鉄道 大斜面の折り返し

起点から43㎞、標高1072mのガヤバリ駅を過ぎると尾根の傾斜は更に厳しくなり、線路は6㎞も東へ進んでマハナディ駅の手前で折り返し、 再び6㎞西へ戻ってきます。つまり全長約12㎞の巨大な半ループ&ヘアピンになっているのです。

右に6㎞、折り返してマハナディ駅を過ぎ、左に6㎞戻ってくる 1969年 撮影=柳一世
下段の線路を列車がマハナディへ向かう。1969年 撮影=杉行夫

この部分の景観は、バタシア・ループと並んでダージリン・ヒマラヤン鉄道のハイライトとも言えるものだと思いますが、折り返す線路の様子を 撮ろうとすると列車が小さくなりすぎるためか、あまり写真を見たことがありません。 東の端で枝尾根をめぐる地点 Goomtee Bend(グームティ・ベンド)は麓の森や平原を見渡せる素晴らしいポイントですが、ここも現在は撮影地として 有名ではないようです。近くにある茶園 Goomtee Tea Estate が観光名所として知られています。
 折り返して高度を稼いだ線路は主尾根を西へ乗り越して、カルシャンの駅に向かいます。上段の線路が突き出た尾根の上を急カーブで回り込む地点に 交換用の側線があり、古くは Giddahar とされていたようですが、現在は Giddapahar という名で呼ばれ、通過する列車を上から眺めることのできる「お立ち台」が あります。サイト「夢遊生活の日々」2007年の訪問記に、そこを 蒸気列車が通過するシーン が紹介されていますが、 現在この区間は普段ディーゼル機関車しか走っていません。
 これらの場所で撮影された最も素晴らしい写真は 『ダージリン・ヒマラヤン鉄道&マテラン登山鉄道』32-35ページに掲載されていますので、 是非ご覧ください。

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