四季折々の姿

   

2019新年のご挨拶(阿里山の朝)

  阿里山(祝山展望台)より東の新高山方面に昇る朝日を望む。2016年撮影

南軽出版局は2011年に活動を始めて以来、写真集7冊と軽便鉄道模型祭での講演録8冊を刊行してまいりました。 一昨年に刊行した6冊目の『阿里山森林鉄道1966-1968』は、2018年の「鉄道友の会」島秀雄記念優秀著作賞に選定され、 我々の活動の価値が認められるに至った出来事として制作に関わった一同大いに意を強くし喜んでいるところです。
 また、昨年は「けむりプロ」の影響を受けた下の世代が追い求めた木曽森林鉄道鯎川線の記録を出版いたしましたが、 従来より一層多くの方々のお力添えを得て完成にこぎつけたこの『助六』も、幸い諸方面から好評を得ております。
 2019年以降の計画は未定ですが、これまで同様「けむりプロ」の提示した方法論を受け継ぎながら、 商業出版では実現することの難しい仕事――かつて存在した軽便鉄道・小鉄道の 魅力を後世に残すため、埋もれている画像資料の発掘と、それを世に出すための活動を続けます。 ひきつづき、ご支援ご助力を宜しくお願い申し上げます。

阿里山の構内は稜線を僅かに下った西側にあるため、新高山から昇る朝陽が差すのは遅い。1966年 撮影=杉行夫

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